家づくりノート

失敗しない土地探し術!注文住宅「土地が先?家が先?」プロが解決

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注文住宅の土地探しで「何から始めたらいい?」と悩んでいませんか?一級建築士が、失敗しないための正しい「流れ」と「コツ」を徹底解説。予算オーバーや「建てたい家が建たない」を防ぐ鍵は「住宅会社を先に決めること」です。


こんにちは!一級建築士のHIITです。 もうすぐ父親になる私も、「家族のための家づくり」について考える毎日です。皆さんのワクワクや不安な気持ち、とてもよく分かります😊

さて、注文住宅を建てようと思ったとき、「よし、まずは土地探しからだ!」と不動産情報サイトを見始める方、とても多いです。

でも、ちょっと待ってください!

実はそれ、家づくりで9割の人が間違えてしまう「最初の間違い」です。

「え?土地がないと家の計画なんてできないでしょ?」と思いますよね。 ですが、土地探しから始めてしまうと、「希望の間取りが入らなかった…」「土地にお金を使いすぎて、家が安っぽくなってしまった…」なんて失敗につながりやすいんです。

この記事では、17年間建築士として多くのお客様を見てきた私が、注文住宅で失敗しないための「土地探しの正しい流れとコツ」を徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、土地探しの不安がスッキリ解消し、「これなら自分たちにもできそう!」と自信を持って第一歩を踏み出せるようになりますよ🏠

【最重要】土地探しより「住宅会社」を先に決めるべき3つの理由

家づくり相談会で一番多くいただく質問。 それが「土地が先ですか?家(住宅会社)が先ですか?」です。

私(HIIT)は、いつもこうお答えしています。 「絶対に、信頼できる住宅会社(パートナー)探しを先にしてください!

なぜなら、土地を先に決めてしまうと、こんな落とし穴があるからです。

1. 「建てたい家」が建てられないかも… 😱

「広い土地を買ったから、大きな家が建つぞ!」と思ったら大間違い。 土地には「法律」というルールがたくさんあります。

例えば、

  • 建ぺい率(けんぺいりつ):土地の広さに対して、どれくらいの大きさの建物(1階部分)を建てていいか、という割合です。
  • 用途地域(ようとちいき):ここは静かな住宅街、ここは商業施設もOK、といったエリア分けのルールです。

こうしたルールを知らずに土地を買ってしまうと、「憧れのビルトインガレージが作れない…」「3階建てにしたかったのに、この土地では無理だった…」なんてことが本当に起こるんです。

2. 「家」にかける予算が足りなくなる 💰

土地の価格は、「土地代」だけじゃないのが怖いところです。

  • 地盤改良費:土地の地盤が弱い場合に、家を支えられるように固くする工事費です。これが100万円以上かかることも珍しくありません。
  • インフラ工事費:古い水道管の交換や、ガス管・下水道が土地の目の前まで来ていない場合、それらを引き込む工事費です。

こうした「見えない費用」を考えずに土地に予算を使いすぎると、肝心の家本体にかけるお金が足りなくなってしまいます。結果、キッチンやお風呂のグレードを下げたり、部屋数を減らしたり…といった悲しい妥協につながってしまうんです。

3. 「土地のキープ」は待ってくれない

これは非常にシビアな話ですが、良い土地はスピード勝負です。 「ちょっと考えます」と悩んでいる1〜2週間のうちに、他の人に買われてしまいます。

もし、先に信頼できる住宅会社(パートナー)が決まっていればどうでしょう? 良い土地を見つけた瞬間に、「HIITさん、この土地どう思いますか?」とプロに相談できます。

プロはすぐにその土地の法律ルールや「見えない費用」を予測し、「この土地なら希望の家が建ちます!予算もOKです!」と背中を押してくれます。 このスピード感こそが、良い土地を手に入れる最大のコツなんです。

失敗しない!注文住宅「土地探し」の正しい3ステップ

「じゃあ、住宅会社を決めた後はどう動けばいいの?」 ここからは、プロが実践している「土地探しの正しい流れ」を3ステップで解説しますね。

ステップ1:【準備編】家づくりの「優先順位」と「総予算」を決める

土地を探し始める前に、まずは「家族会議」です!

  • 暮らしの優先順位を決める
    • 「パパは通勤時間30分以内が絶対!」
    • 「ママは日当たりの良いリビングが欲しい」
    • 「子供のために、静かな環境と広い庭が理想」 ぜんぶ叶えられたら最高ですが、予算は決まっています。家族で「これだけは譲れない!」という優先順位をハッキリさせておきましょう。
  • 「総予算」を決める FP3級の知識からもアドバイスですが、「土地に〇円、家に〇円」と別々に考えるのは危険です。 必ず「家づくり全体で、いくらまで出せるか」という総予算を決めましょう。 この段階で、銀行などに「住宅ローンの仮審査」を申し込んでおくと、「自分たちはいくらまで借りられるのか」が分かり、その後の動きが非常にスムーズになりますよ💡

ステップ2:【実践編】信頼できるパートナー(住宅会社)と土地を探す

いよいよ土地探しスタートです。探し方は大きく2つ。

  1. 住宅会社に探してもらう(プロの紹介) これが一番のおすすめです。住宅会社は、不動産サイトには載っていない「未公開情報」を持っていることがよくあります。 何より、「ステップ1」で伝えた皆さんの希望(間取りや予算)を分かった上で土地を探してくれるので、ミスマッチがありません。
  2. 自分で探す(ネット・不動産屋) もちろん、ご自身でネット検索したり、地元の不動産屋さんを回ったりするのも大事です。 ただし、「あ、この土地いいかも!」と思ったら、すぐに契約しないでください! 必ず、決めた住宅会社の担当者に「この土地で希望の家が建つか、プロの目でチェックしてください」と依頼しましょう。

ステップ3:【現地確認編】プロと「昼と夜」「晴れと雨」に見に行く

気になる土地が見つかったら、必ず現地確認です。 できれば最低2回(時間帯や天気を変えて)見に行きましょう。

  • 昼(晴れの日):日当たり、周辺の様子(公園、学校、スーパーなど)、交通量
  • :街灯の明るさ、帰り道の安全性、夜の騒音(意外と電車の音が響く、など)
  • 雨の日:道路の水はけ、土地が水たまりになっていないか

そして、そのうち1回は必ず住宅会社のプロと一緒に行ってください。 私たちは、皆さんが見ない(見ても分からない)場所をチェックしています。

  • 高低差:道路や隣の家との高さの差(土留め工事で追加費用がかかるか)
  • 境界:お隣さんとの境界線がハッキリしているか
  • 電柱やゴミ置き場:邪魔な位置にないか、生活に影響はないか

これらは、後から「しまった!」と思っても動かせない、重要なチェックポイントです。

【契約編】土地の契約で「絶対に」確認すべき注意点

「この土地にします!」と決めたら、いよいよ土地の契約です。 難しい書類がたくさん出てきますが、ここで確認すべき「最大の注意点」が一つだけあります。

「ローン特約」は入っていますか?

契約書の中で、「住宅ローン特約(融資特約)」という文字が書かれているか、絶対に確認してください。

これは、難しい言葉で書いてありますが、簡単に言うと 「もし、住宅ローンの本審査に落ちてしまったら、この土地の契約をペナルティ(違約金)なしで白紙に戻せますよ」 という、買主さん(あなた)を守るための大切なお守りです。

「仮審査に通ったから本審査も大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、万が一ということもあります。この特約がない契約は、絶対にしないでください。

ローン特約の注意点

ただし、このお守り(ローン特約)にも注意点があります。

  • 期日(いつまで)が決められている
  • 買主さんのサボり(書類を出すのが遅れた等)が原因で審査に落ちた場合は使えない

契約書にサインする前には、必ず住宅会社の担当者にも同席してもらい、不利な内容になっていないかダブルチェックしてもらいましょう。

まとめ

注文住宅の土地探しは、家づくり全体の成功を左右するとても重要なステップです。 最後に、失敗しないための「流れとコツ」をおさらいしましょう。

  • 最重要:土地探しより先に「信頼できる住宅会社」を決めること!
  • 理由1:希望の家が建つ土地か、プロに判断してもらえる
  • 理由2:土地の「見えない費用」を含めた総予算で考えられる
  • 理由3:良い土地が出た時にスピード判断できる
  • 正しい土地探しの流れ
    1. 【準備】:家族で「優先順位」を決め、「総予算」を把握する(ローン仮審査も)
    2. 【実践】:住宅会社(プロ)と一緒に探す。自分で見つけても必ずプロに相談する
    3. 【確認】:時間や天気を変えて現地に行き、プロの目で「見えないリスク」をチェック
    4. 【契約】:必ず「ローン特約」が入っているか確認する

家づくりは、分からないことだらけで当然です。 だからこそ、一人で悩まず、信頼できるプロを味方につけることが何より大切なんですね😊

あなたの次の一歩は、「この人たちとなら一緒に家づくりができそう!」と思える住宅会社(パートナー)探しから始めてみてください。

ABOUT ME
一級建築士 HIIT
一級建築士 HIIT
心地よさの専門家
はじめまして。「心地よさの専門家」、一級建築士のHIITです。 17年間で400件以上の家づくりに携わった経験から、設計を請け負うのではなく、皆様が後悔しないための「羅針盤」として、中立な立場で専門知識を発信しています。 最高の家づくりは、健やかな心身があってこそ。このブログでは「心地よい家」と「健やかな暮らし」をテーマに、あなたの人生を豊かにするヒントをお届けします。
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